1/29にPB共催の第36回広島大学 平和科学研究センター公開シンポジウム
「広島・そして福島の復興」が開催されました。
一般の方々と現在広島で研修中の
23年度 平和構築人材育成事業「本コース」研修員を合わせた約50名が参加をしました。
シンポジウムでは篠田事務局長の「3.11は未曾有の大災害の後、人々がどのように社会を復興させていくか考えるうえでも大きな出来事だったと考える。ピースビルダーズとしても被災地支援活動に力をいれている。」という言葉、そして問題提起から始まりました。
山川充夫さん(福島大学学長特別補佐・教授/南相馬市民復興会議委員長)は、今回の震災の特徴や福島・宮城・岩手の復興計画スタンスの違いについて話をされました。
斉藤紀さん(福島医療生協わたり病院医師)は、「福島が直面している課題」というテーマで医師の立場から復興を願って報告をされました。また、市町村・県・国が違う見解を示しているが、連帯をし、復興への舵を取るべきだとのご意見も述べられました。
その後、各パネリストの方々とのパネルディスカッションや参加者による質疑応答が行われました。
パネリストの田中章広さん((社)原町青年会議所2012年度直前理事長/南相馬市民復興会議委員)からは「例えば学校の校庭に不発弾が埋まっていて、“信管が抜けているから大丈夫です”と言われたからと言って、わが子を学校に通わせますか?今それと同じ状況にあるんです。」という今の福島の方々の心情を象徴するような発言もあり、被災地の皆さんの不安を広島の参加者に伝えました。
質疑応答の際には、参加した「本コース」研修員からも、「福島で行政と市民が信頼関係を取り戻しながら復興に取り組むには具体的にどうすればよいか」、「広島の復興にはどのような取り組みの積み重ねがあったか」など、活発に質問が出されました。
また、今回のシンポジウムはメディアにも多数取り上げて頂きました。
各メディアによる記事・内容はそれぞれ以下のページでご覧いただけます
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