平和を構築していくのは人です。ピースビルダーズは、平和をつくる人々(peacebuilders)の育成に力を入れています。
【2006年度の活動内容】
平和構築研修
2005年度にJICAの委託で開発した技術協力コンテンツ「平和構築(平和構築概論、平和のための教育、日本と広島の復興経験及び和解とトラウマケア)」(全300ページ程度×2(日・英語)+DVD教材)を用いて、紛争後地域の人々を対象に、次の研修事業を行った。
月日 |
対象者 |
場所 |
内容 |
主催者
(依頼者) |
4月6日 |
エミル・ルワマシラボ駐日ルワンダ特命全権大使 |
被爆者団体協議会事務所(広島市) |
広島復興DVD |
PBC |
5月25・28日 |
アフガニスタン研修員 約30名 |
カブール(アフガニスタン) |
平和構築概論 広島の戦後復興 |
UNITAR |
6月19・22・26日 |
ボスニア・ヘルツェゴビナ研修員 9名 |
中国国際センター(東広島市) |
平和構築概論 広島の戦後復興 紛争後社会の教育 トラウマケア |
JICA |
8月14日 |
JICA招聘留学生 約10名 |
広島市青少年センター(広島市) |
広島の戦後復興 |
JICA |
11月17日 |
アフガニスタン研修員 |
UNITAR会議室 |
広島の戦後復興 |
UNITAR |
11月23・30日 |
ボスニア・ヘルツェゴビナ教育関係者 約30名 |
ドボイ・ユーグ(ボスニア・ヘルツェゴビナ) |
広島の戦後復興 トラウマケア |
PBC (JICA助成) |
11月27日 |
ボスニア・ヘルツェゴビナ教育関係者 6名 |
モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ) |
平和構築概論 |
PBC (JICA助成) |
12月12日 |
Felix Nkundabagenzi氏(ベルギー司法省)他 4名 |
広島大学(広島市) |
広島の戦後復興 |
PBC |
1月11日 |
シエラレオネ大学学生 約10名 |
シエラレオネ大学(フリータウン、シエラレオネ) |
広島の戦後復興 |
PBC |
2月6・7日 |
ルワンダ・ウガンダ・シエラレオネのJICA研修生 9名 |
中国国際センター(東広島市) |
平和構築概論 広島の戦後復興 |
JICA |
2月19日 |
JICA留学生 約10名 |
広島県情報プラザ(広島市) |
広島の戦後復興 |
JICA |
2月23日 |
中国の高校生 約40名 |
留学生会館(広島市) |
広島の戦後復興 |
国際交流基金 |
3月28日 |
イラクの政府高官や国会議員 |
広島大学(広島市) |
広島の戦後復興 |
外務省 |
広島国際平和会議関連
デズモンド・ツツ大主教の招聘委員として、ツツの功績を広めるための諸事業を実施した。
南アフリカ理解講座
第1回 南アフリカ闘争史―ツツの活動を中心に |
日時:2006年6月30日(金) 午後6時半-8時半
講師:藤本義彦 (広島経済大学教授。南ア政治専門。アパルトヘイト時代の南アに留学し、94年の民主選挙を現地で見届けた)
場所:広島大学西条キャンパス 大学会館1階 研修室1 |
第2回 現在の南アフリカ―アパルトヘイト廃止から14年 |
日時:2006年7月7日(金) 午後5時半-8時半
講師:平林 薫 (アジア・アフリカと共に歩む会ダーバン駐在員)
場所:広島市留学生会館 研修室1 |
第3回 真実和解委員会 |
日時:2006年7月21日(金)午後6時半-8時半
講師:山本 浩 (NHK記者。『真実と和解-ネルソン・マンデラ最後の闘い』著者)
場所:広島市留学生会館 研修室1 |
第4回 反アパルトヘイトと音楽・文化活動 |
日時:9月1日(金) 午後6時-8時
講師:東 琢磨 (音楽評論家)
場所:広島市国際会議場 研修室3 |
写真展
11月1日・2日。会議場にて、ツツとダライラマの半生を通じて、南アのアパルトヘイト運動とチベットの闘争を、それぞれ写真で展示した。
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